天照大神の魂が付着するのは、男系の子孫

誠は神道の中心にある考え方で、神道は皇室の存在と一体になっています。つまり日本人の皇室に対する愛情・親近感が薄らぐと、誠を大切に思う日本人の心構え自体が危うくなってしまいます。

戦前戦後を通じて、非常に知的で宗教的な狂信に無縁の日本の指導者たちはみな、天皇陛下が存在されていることで日本がどれほど助かってきたか、を実感しています。

これから、天皇陛下と神道の関係を説明していきます。

天皇陛下の即位式を大嘗(だいじょう)祭といいます。この儀式のときに、天照大神の魂が天皇陛下の魂に付着するため、天皇陛下は天照大神と同じ心を持つようになります。そして誠の心を体現して日本人の模範になられるわけです。つまり天皇陛下は、日本の誠の考え方の中心におられるのです。

天照大神の魂は、父方の先祖が皇室の方にだけ付着すると伝統的に考えられています。この事実を科学的に証明せよ、と言われても無理です。「2000年間日本人はそのように信じてきた」、と説明するほかありません。

ちょうど「イエス・キリストがユダヤ王国のダビデ王の男系の子孫なので、神の魂がイエス・キリストに付着した」とキリスト教徒が信じているのと同じことで、宗教的な確信なのです。

天皇陛下の御嬢さんは、父親が皇室の方ですから、天照大神の魂を自分の心に付着させることができます。だから過去にも持統天皇のような女性天皇がおられました。しかし天皇陛下の御嬢さんが一般の男性と結婚して生まれた子供は、この条件から外れています。

もしもこのような方が天皇陛下(女系天皇)になられたら、誠の心を支えてきた伝統が失われ、日本を先進国にした基礎が失われてしまいます。このようなことを許してはなりません。

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