旧約聖書には、詳しい系図を載せて、「イエス・キリストは、ユダヤ人の祖であるアブラハムや、ユダヤ人の最盛期を築いたダビデ王の子孫だ」と書いてあります。このアブラハムからイエス・キリストに至る系図は、日本書紀に書かれている皇室の系図とそっくりです。
ユダヤ教の神=キリスト教の神から、「ユダヤの地に行って、ユダヤ人の先祖になれ」と命令されたアブラハムは、天照大神から「日本に下ってその地を治めよ」と命令されたニニギのミコトに相当します。
アブラハムの子孫でユダヤ王国を始めたダビデ王は、ニニギのミコトの子孫で初代天皇陛下となられた神武天皇に相当します。
神武天皇以降の初期の天皇陛下は、戦争をしたり実際の政治を行ったりしていました。しかし平安時代ぐらいから、天皇陛下はあまり政治にタッチしなくなり、もっぱら神を祀る宗教的指導者になっていきました。
ユダヤでも同じでダビデ王など初期の王様は政治や軍事を行っていましたが、その子孫のイエス・キリストは宗教的指導者でした。イエス・キリストは日本の代々の天皇陛下に相当します。
キリスト教は、「イエス・キリストはアブラハムの男系の子孫であり、ダビデ王の男系の子孫だから、本物の救世主だ。だからイエス・キリストの言うことを信じなさい」と宣言しているわけです。
日本書紀も、「代々の天皇陛下はニニギのミコトの男系の子孫であり、神武天皇の男系の子孫だから、正統な日本の支配者である」と宣言しています。