キリスト教は、人間を区別する
キリスト教は、人間を区別する宗教であり、人間はもともと不平等に作られていると考える宗教なのです。従ってキリスト教の信仰から生まれたEquality(平等)という考え方は、適用範囲が狭いのです。
キリスト教は、人間を区別する宗教であり、人間はもともと不平等に作られていると考える宗教なのです。従ってキリスト教の信仰から生まれたEquality(平等)という考え方は、適用範囲が狭いのです。
欧米キリスト教社会の平等は、人間の不平等を前提にしています。キリスト教は、「神はそれぞれの人間になすべき使命を授け、それを成し遂げるために必要な能力や権限を与えた」と考えます。使命が人間によって異なるので、その達成のために必要な能力や権限も当然ながら異なります。
欧米諸国は、日本が人種差別撤廃を主張した時から、日本と議論するのではなく仲間はずれにし、問答無用で日本と距離を置こうとしはじめました。
『昭和天皇独白録』を読むと、昭和天皇が実に英明であられたことがよく分かります。複雑な国際情勢について大臣・重臣たちの報告を聞き、実に的確に状...
1918年、第一次世界大戦後のパリ講和会議において、国際連盟の規約に人種差別の撤廃を明記するべきだ、と日本が主張しました。この提案は、イギリスの自治領だったオーストラリアやアメリカ議会の強硬な反対で否決されました。
日本人は、奈良時代に本格的に仏教を輸入してから1200年間、おしゃか様が説いた教えは大乗仏教の教義の通りだ、と信じ込んでいました。ところがそ...
パーリ語はインドの方言で、パーリ語のお経はおしゃか様の教えにかなり近いと考えられるのです。その中でも『スッタニパータ』というお経が一番古い、ということで多くの学者は一致しています。
支那には小乗と大乗の両方の仏教が伝わったのですが、次第に大乗仏教の勢力が優勢になり、大乗仏教の経典のみが漢訳されるようになりました。日本が仏教を支那から輸入したのはこの後の事なので、日本人は「大乗仏教が正しい仏教で、他の仏教はインチキだ」という先入観を持ってしまいました。
おしゃか様は、仏とか真如などというものを考えてはならない、と教えています。これらのものが確かに存在する、という証拠がないからです。それよりも、自分の心の中からものへの執着を消し去ることに努力を集中しなさい、とおっしゃっていました。
大乗仏教は、それぞれの社会的立場の違いを考えずみんなを全く同じように扱うことが正しいと考えます。そこから悪平等という現象が生まれてきます。また、全ての人間はみな同じという考え方から、民族性の違いをも認めようとしません。