人間はみな同じという大乗仏教の教義は、多くの問題を引き起こしている
大乗仏教は、それぞれの社会的立場の違いを考えずみんなを全く同じように扱うことが正しいと考えます。そこから悪平等という現象が生まれてきます。また、全ての人間はみな同じという考え方から、民族性の違いをも認めようとしません。
大乗仏教は、それぞれの社会的立場の違いを考えずみんなを全く同じように扱うことが正しいと考えます。そこから悪平等という現象が生まれてきます。また、全ての人間はみな同じという考え方から、民族性の違いをも認めようとしません。
日本では出家したはずの僧侶も社会生活を続けています。そのために日本人は、社会生活を送りながら、社会から離脱した視点でものを考えることが可能だと考えるようになりました。そこでもともとは社会性のない「自由」や「平等」という言葉を、社会の中で使うようになりました。
神仏習合によって、見た目は仏教と神道が混合したように見えました。しかし神道と仏教はその発想がまったく違うので、教義の本質的な部分が混じりあう...
平等という言葉は、もともと仏教用語です。例えば、京都の宇治には平安時代に建てられた有名な平等院という仏教寺院があります。 明治になって...