インドで僧侶がヒョウに食われた

私は、ロイター・CNN・BBC・フォックスニュースなど外国のメディアの記事をネットで読んでいます。先ほどCNNで「インドで僧侶がヒョウに食われた」という記事が出ていました。こういう記事は日本のニュースでは取り上げませんね。

https://www.cnn.co.jp/world/35130144.html
「インド西部マハラシュトラ州の森林保護区で、瞑想していた僧侶がヒョウに襲われて死亡した。地元当局者が明らかにした。
AFP通信によると、同地には年に1度の祈祷行事のために多数の僧侶が訪れており、死亡した僧侶もその1人だった。森林保護区の当局者によると、僧侶は11日午前、寺院から1~2キロほど歩いて森に入り、木の下で瞑想していたところをヒョウに襲われた。この僧侶は、瞑想に出かけるのを習慣としていたという。現場の森林はマハラシュトラ州の州都ムンバイから約800キロ。ヒョウのほか、トラやクマも生息している。AFPによれば、この数週間でほかにも4人がヒョウに襲われて死亡していた。」

このニュースを見た時に私は、おしゃか様の修行のことを連想しました。世界最古の仏教経典である『スッタニパータ』には、「修行僧は山奥の木の下などでそのまま寝るので、野獣から襲われる恐れがある」という記述があります。まさにそれと同じことがおしゃか様より2000年以上経った今でも起きているわけです。

仏教には、「女性は覚れない」という俗説がありますが、それは初期の仏教は野獣に襲われる恐れから女性の出家を許可しなかったという史実から来ています。若い女性が山の中で一人で寝ていたら、野獣だけでなく痴漢もやってきます。今の日本の仏教とおしゃか様の当時の仏教はまるで違うのです。

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