アメリカのトランプ大統領は、世界のグローバル化によってアメリカ国民が被害を受けているので、今後はアメリカファーストの政策を行うことを約束し、大統領に当選しました。
グローバル化は人種や民族・国籍の違いを否定して、ノッペラボーの均一な世界を作ろうという考え方です。トランプ大統領はグローバル化に反対したわけですから、人種の違いや民族固有の文化を大事にしようという考え方をとっています。
トランプ大統領の人種に関する発言は決して過激ではありませんが、従来のアメリカ白人の考え方である白人優先の発想が含まれています。一般のアメリカ人はこのようなトランプ大統領の考え方を敏感に感じ取っています。だから彼が大統領に就任してから、人種差別事件が増えています。また人種差別に反対するグループは、彼を「白人至上主義者だ」と非難を繰り返しています。
20世紀後半のグローバル化は、政府やマスコミ主導の運動でどこか偽善的な匂いがします。もちろん黒人の幸せを願った純粋な人たちの活動もあったでしょうが、多国籍企業の利益増大を図った勢力が主として推進していた、と言えます。
一方トランプさんを大統領に押し上げた一般の白人アメリカ人は、特に組織されたわけではなく、昔からのアメリカ人の価値観を持っていた人たちでした。
グローバル化を推進した勢力とトランプさんを大統領に押し上げた勢力を比べてみると、後者の方が自然発生的で根強い勢力を持っていることは明らかです。従って、今後アメリカでは人種差別が激しくなっていく、と私は考えています。
なお、アメリカの人種構成は下記のようになっています。
白人:75%、黒人:12%、アジア系:4%、インディアン:1%、その他:8%