奴隷解放後、かえってアメリカの人種差別が激しくなった
白人が一体化して白人同士の差別が薄らぐにつれて肌の色の違いに注目が集まり、白人が黒人を従来よりも激しく差別するようになりました
白人が一体化して白人同士の差別が薄らぐにつれて肌の色の違いに注目が集まり、白人が黒人を従来よりも激しく差別するようになりました
「正しい心を持っていない者たちに対しては自主性を認めず、強制をする」という扱いを「積極的自由」と呼んでいます。
キリスト教の信仰から生まれた「消極的自由」は、日本人が考えている自由よりずっと厳格なのです。
自由(Freedom)という言葉の中に奴隷を容認する考え方が含まれています。
二年前に私はフランスに行きましたが、そこでアメリカ人から露骨な差別を受けました。
その人間の運命をすべて神が生まれる前に決めておく、という考え方を「予定説」と言います。予定説では、人間が自分の意思で運命を変えることなどありえません。
黒人は、異教徒だからという理由で奴隷にされました。ところが彼らがキリスト教に改宗しても、奴隷から解放されませんでした
西欧諸国に啓蒙思想が広がりキリスト教の信仰が弱まった頃、アメリカではかえって信仰が強まりました。この状態が今でも続き、アメリカ社会は西欧諸国に比べてはるかに、キリスト教の影響を強く受けています。
各植民地は人手不足が深刻だったので、土地目当ての不信心者の移民をも歓迎するようになってきました。
メイフラワー号でやってきた初期の移住者は、「ピルグリム・ファーザース」と呼ばれています。これは「神の国を目指してやってきた建国の父祖たち」という意味です。