【動画】第42回 仏教は、出家の宗教である
42回目の動画です。
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おしゃか様は、仏とか真如などというものを考えてはならない、と教えています。これらのものが確かに存在する、という証拠がないからです。それよりも、自分の心の中からものへの執着を消し去ることに努力を集中しなさい、とおっしゃっていました。
自分が大事にしている「もの」は必ず無くなってしまうので、ものを大事にしているといつか必ず「苦」を感じることになります。「苦」から逃れるには、最初からものを持っていなければいいのです。
仏教はもともと、ものを持たず山の中で一人で暮らすという生活スタイルをきっちりと守る宗教でした。ところが日本に入ってからは、生活スタイルを守らなくても、「心の持ち方」さえ立派であれば良い、というように変わっていきました。