子供の頃に何度も海水浴に湘南の逗子に行っていたのですが、すぐ隣の江ノ島とはどういうわけか、縁がありませんでした。今回初めて江ノ島に行ってきました。
江ノ島って本当に島なんですね。本土との間に大きな橋が架かっていて、両岸ではサザエのつぼ焼きを売っていました。私は磯の香が大好きで、橋の上から浅瀬の中を飽きずに眺めていました。けっこう小さな魚が泳いでいます。
この島には良い港があるので古代から船乗りに重視され、島の中の神社には航海の神様が祭られています。
航海の神様は、福岡の宗像神社の三女神と大阪の住吉神社の三男神が有名ですが、江ノ島神社に祀られている神様は、宗像神社の三女神です。
宗像神社と同様に、島の中に辺津宮・中津宮・奥津宮の三つの分社があり、この三つを総称して江ノ島神社と言っています。
島の中の神社を巡り歩いたり、沖を見ながらお弁当を食べたり酒を飲んだりしているうちに、気持ちがすっかりリラックスしてしまいました。ただ残念だったのは、お弁当を狙うカモメが頭上を旋回していて、少し危険を感じたことでした。
この後、鎌倉に出て、鶴岡八幡宮にお参りし、さらに「化粧坂切り通し」を見に行きました。
山を切り取って無理やり道路を開いた「切り通し」はかなりの急斜面でおまけに濡れていて、整備された登山道よりよほど歩きにくく危険です。だからこの切り通しを見に来た観光客の半分ぐらいは、登るのをあきらめていました。
鎌倉が要害に囲まれた、防衛に都合の良い地形をしていることが、よく分かりました。