歯医者さん

大晦日に奥歯が痛くなり、新年の仕事始めの日に歯医者に駆け込みました。歯は昔から丈夫な方でめったに行かないので、かかりつけの歯医者さんがいません。

ネットで探して近所の女医さんのところに行きました。この医院は、今の先生のお母さんの頃から50年間もずっと同じ場所で開業しています。

この医院は女医さんと若い看護婦二人でやっています。先生は私の口の中を見るなり、「これはひどい」と言いました。大昔に治療してフタをした所が膿んで大変なのだそうです。他にも二か所悪いところを見つけ、また歯石がいっぱいで取るのが大変だそうです。

「治療を長引かせて、金をたくさんとろうとしているのかな。医者選びに失敗したかな」と最初は思いました。それから二か月たち、10回以上治療を受けています。

先生がとても素敵な方で、治療に行くのを今では楽しみにしています。また私の歯が大変なことになっていたのも本当だ、ということが分かってきました。最初に先生を疑ったことを申し訳なく感じています。

先生が素敵だからか、最近は別の感想を持つようになりました。治療費が安すぎるのではないか、ということです。金額はその時によって違いますが、30分で2500円から1200円ぐらいです。保険があるので3割負担ですが、それにしても安いのではないでしょうか。

この歯科医院は結構はやっていますが、私の治療費をもとに計算すると中堅サラリーマンぐらいの収入しかないのではないでしょうか。

歯科医院は全国で7万件あり、コンビニよりはるかに多いです。競争が激しくて治療費が値崩れしているようです。他の歯医者のことは知りませんが、今の素敵な先生には倍ぐらいは払いたいな、と思っています。

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