毛沢東は文化大革命を始めて、自分の権力を奪還しようとした
大躍進運動の失敗によって、共産党内部で毛沢東批判が噴出し、彼の地位が危うくなりました。そこで彼は、一般民衆を味方につけて自分を批判する共産党幹部を失脚させ、自分の権力を立て直そうとしました。これが文化大革命です。
大躍進運動の失敗によって、共産党内部で毛沢東批判が噴出し、彼の地位が危うくなりました。そこで彼は、一般民衆を味方につけて自分を批判する共産党幹部を失脚させ、自分の権力を立て直そうとしました。これが文化大革命です。
離婚すれば、やはり毛沢東の威信を傷つけるので、江青を妻にしておくことで毛沢東は外聞を保つことができました。また江青を気に入らない部下たちを失脚させる道具にも使おうとしました。このような理由から、毛沢東は、江青が毛沢東の側近たちにキャンキャン言うのを放置しました。
毛沢東以外の者は、相手の弱点を掴んで離さず、その古傷を暴いて相手を責めたてます。ところが毛沢東はそういうことをしないで普通に接してくれるので、毛沢東を頼るしかないのです。このようにして毛沢東は相手を服従させ、利用しました。