軍の幹部も社会主義化した
陸軍の幹部が、企業や土地の国有を主張していました。
陸軍の幹部が、企業や土地の国有を主張していました。
前回は、昭和初期の青年将校の多くが社会主義化したということを説明しました。これから青年将校だけでなく階級の高い年配の軍人も社会主義化した、という話をします。
軍人たちは、ソ連と戦争をする時には、戦争を遂行するために必要な物資の生産や使い方を国家が決め、国民の労働をも振り分けなければならない、と考えました。これは自由主義経済を否定し、「何が正しいかは国家が決める。国民はそれに従え」という社会主義の考え方そのものです。