【動画】アトキンソン氏④ 首相として、何かしなければならない
菅首相は「仕事ができる人」と評価されています。逆に言えば、確実にできることしか しようとしないということです。
菅首相は「仕事ができる人」と評価されています。逆に言えば、確実にできることしか しようとしないということです。
官営事業は、税金を使った独占事業であり、私たちがいま理解している自由競争とは正反対です。しかし、この政策が自由主義に反するとすれば、色々と辻褄があいません。
武士は家の存続と発展を図ることが務めだと考えていましたが、この考え方が明治政府の各組織にも生まれたのです。江戸時代の家は名門武士が指導者となっていましたが、明治政府の組織ではそれが教育を受けた下級武士に替わったわけです。
明治政府は、ひ弱な産業部門に対して強力に干渉し、それを育てることにしました。これが官営事業です。経済的自由主義を民間企業どうしの競争に任せ政府は干渉しないという考え方だとだけ理解していると、明治政府が経済的自由主義を政策として掲げたということが理解できなくなります。