一年以上前に、証券会社に勧められてロボットを製作している複数の会社の株を組み込んだファンドを買いました。それが程よく値上がりしているのですが、証券会社の営業マンが我が家に来てロボットの説明をしたいと言うのです。
どうせ新しい株を買えというのだろうと思っていたら、2時間以上ロボットの話ばかりして帰っていきました。彼女はロボットを作っている様々な企業の実名を挙げて説明するので、今のロボット産業の実情がよく分かりました。
我々がロボットと聞くと産業用ロボットやおもちゃのロボットを思い浮かべますが、その種のロボットのマーケットは小さいそうです。むしろ家事や医療・介護など今は人力に頼っている分野のロボット化が、すごい勢いで進展しているそうです。
たしかに家事全般を任せられるロボットが出来たら、価格が5000万円でも買う人は多いだろうと思います。そうなったら日用品の売れ筋ががらっと変わってしまうでしょうね。それから夫婦のあり方も違ってくるでしょう。
アメリカでは、専門医がいない地方の病院でも、ロボットと通信手段を組み合わせて専門医が遠隔地から手術できるようにすでになっているのですね。無人自動車も実用段階に入りつつあります。
凄い世の中になっていますが、近い将来多くの人の仕事がなくなってしまいますね。IT化によって将来的に消滅する職業がたくさん出てくるということは、以前から指摘されています。しかし、ロボットの話を聞いてそれが生々しく感じられました。
人を教える先生という職業は、ロボット化ができないのではないでしょうか。ひょっとしたら近い将来の社会は、先生だらけかもしれませんね。