花見の季節になると、落ち着かなくなります。まったく「世の中に 絶えて桜のなかりせば 春のこころは のぞけからまし」と在原業平が詠んだ通りですね。
「はーるのうら~ら~の す~みだがわ~」という滝廉太郎作の唱歌「花」が頭に浮かんだので、隅田川に行くことにしました。
この曲の三番の歌詞は、「にしきおり~な~す チョーテイに・・・」となっています。子供の時から長い間「チョーテイ」の意味が分かりませんでしたが、このたび「長堤」のことだとやっと分かりました。
4月2日に隅田川に行きましたが、土で築いた長堤はなく、コンクリートになっていました。桜もちらほら咲いている程度で、少し急ぎすぎました。ただ屋形船がたくさん出ていて、これは「のぼりくだ~り~の 舟人が」とうたわれている通りでした。
隅田川だけでは物足りなかったので、5日に近くの井の頭公園に行きました。大きな池の周囲に桜が植わっていて、ここも桜の名所です。
ほぼ満開の花を見ることができて、やっと満足しました。