アメリカのトランプ大統領は、選挙期間中に「二酸化炭素の大量排出が地球温暖化の原因だ、というのはウソだ。それで儲けようとしている連中がいる」と言っていました。そして一昨日、アメリカはパリ協定から離脱して二酸化炭素排出制限に協力しない、と宣言しました。
トランプさんは良く調べてから発言していることが多いので、彼の発言は本当ではないか、と私は思いました。石油業界やシェールオイル業界が彼を支持しているので、このへんの情報は彼にふんだんに入っているはずです。
図書館に行って地球温暖化について書いてある本を検索したら、ものすごい数がヒットしました。そこから気候の専門家が書いた本を選んで読んでみたのですが、専門家は二酸化炭素地球温暖化説に懐疑的だ、ということが分かってきました。
西暦1000年頃の中世は今と同じぐらい暖かかったのですが、1400年~1800年は小氷河期で寒かったのです。その後現在にいたるまでの200年間は回復期で、一貫して気温が上昇しています。
人類が化石燃料(石油、石炭)を大量に消費するようになったのは、第二次世界大戦後なので、200年間の気温上昇を二酸化炭素の増加のせいにはできません。専門家は、太陽活動の変化など大昔から繰り返されてきた自然循環によってこの200年間の地球温暖化が起きたのではないか、と考えています。
どうやら地球温暖化二酸化炭素犯人説を言い出した国連の機関(IPCC)は、さまざまな理由で(原子力発電の推進、何か大きなプロジェクトテーマが欲しい、利権など)、理論を捻じ曲げてきたらしいのです。
多くの学者がパリ協定の前提がおかしいと言っているのに、それを報道せずトランプ大統領がまた問題を起こしたとしか言わないマスコミは、自分の役割をいったい何だと考えているのでしょう。
今後地球が温暖化するか寒冷化するのかは、誰にも分かりません。しかし温暖化するとしても、その原因は二酸化炭素ではなさそうです。仮に地球が今後寒冷化するのであれば、むしろ二酸化炭素をたくさん排出したほうがわずかではありますがその進行スピードを遅くできます。
私が読んだ本の中で一番よかったのは、赤祖父俊一博士著 『正しく知る地球温暖化 - 誤った地球温暖化論に惑わされないために』です。
赤祖父先生は東北大学で地球物理学を勉強した後アメリカに渡り、アラスカ大学地球物理学研究所の所長をされていました。北極圏の気候の権威で、アメリカ議会で地球温暖化について説明もされたようです。