ウイルスは感染しやすいように加工されたという学説

「武漢研究所起源説」一つに、イギリスのアンガスダルグリッシュ教授がノルウェーの学者と共同で、イギリスのデイリーメイル紙に寄稿した記事があります。アンガスダルグリッシュ教授はエイズ・ウィルスのワクチンを開発した学者です。

二人の学者は、このウイルスは自然の先祖を持たず、こうもりから採取したウイルスに人工的に手を加えたものだと主張しています。

コロナ・ウイルスにはトゲトゲがあって、それが人間の細胞に張り付き、細胞内に侵入します。人間の細胞はマイナスの電荷を持っているので、トゲトゲがプラスの電荷を持っていれば、より強力に張り付きます。そして、新型コロナ・ウイルスのトゲトゲはプラスの電荷を持つように細工されているのです。

新型コロナ・ウイルスのトゲトゲの上に、四つのアミノ酸が並んでいますが、それが全部プラスの電荷を持っています。プラスの電荷を持っているものどうしは反発するので、それが行儀よく隣り合わせて並ぶということは自然界ではありえない、と二人の学者は主張しているのです。この二人の学者の「武漢研究所起源説」が出た後に、イギリスの広報機関(MI6)は、「ウイルスは武漢の研究所から流出したという見方は現実的だ」と言い出しました。

アメリカのワシントンポスト紙は、情報公開法に基づいて政府に対し、ファウチ博士のメールを公開せよという申請をしました。この申請が認められて、2020年1月から6月までの866ページのメールが公開されました。これを多くのマスコミが分析中ですが、怪しげな内容がたくさんあるのです。

アンダーソンという学者は、このウイルスは人工物だという内容をファウチ博士にメールしました。このメールを受けた後、ファウチ博士は彼と電話で話をしました。その後にアンダーソンは「自然発生説」に見解を変え、彼の研究所はNIAIDから研究資金を受け取っています。また、ファウチ博士は、中国疾病予防センター所長の高福博士と、「一緒にこの困難を乗り切ろう」などというメールを交換しています。

「武漢研究所起源説」が急激に盛んになっていき、中国に対して巨額の賠償請求をすべきだ、ということになっています。バイデン大統領も「ウイルスの起源を再調査せよ。90日以内に結論を出せ」、という命令を出したのです。そしてファウチ博士までも考えを変えて、ウイルスは武漢研究所から流出した可能性がある、と言い出しました。

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