アメリカの学者が真相解明を妨害

アメリカの国民が払った税金を使って武漢研究所がウイルスの機能獲得実験を行った結果、強力な毒性を持つウイルスが生まれ、パンデミックが起きた、ということが世界中の常識になりつつあります。

そして、この事件に中心的な役割を果たしたのが、ファウチ、ダザック、石正麗という3人の博士です。このような新しい常識が生まれたのは6月に入ってからで、その前の1年半は自然発生説が主流でした。

それではなぜ、最近になって「武漢研究所起源説」が出てきたかと言えば、いろいろとが出てきたからです。この証拠のために、大手マスコミもアメリカ政府も「自然発生説」を主張し続けることができなくなったのです。順を追って話をします。

パンデミックが始まった直後の2020年2月、トム・コットン上院議員は、「武漢研究所起源説」を唱えました。トランプ大統領もこの説に賛成しました。トランプ大統領はかねてから「機能獲得実験」を危険視していて、パンデミックが起きる前の2019年に、エコヘルス・アライアンスが武漢研究所に資金提供するのを止めさせました。このような知識があったので、トランプ大統領は「武漢研究所起源説」をすぐに理解できたのです。

このような「武漢研究所起源説」に対して素早く対応したのが、例のダザック博士です。彼はファウチ博士以下27人のウイルス学者に「自然発生説」を主張させ、その内容を自身が編集委員長を務めるランセットという権威ある医学雑誌に掲載しました。

また当時は、2020年の大統領選挙の時で、大手マスコミはトランプ大統領のする事には何でもケチをつけていました。マスコミはランセットの記事を引用して、トランプ大統領派の「武漢研究所起源説」を嘲笑しました。その結果、アメリカでは「自然発生説」が常識になり、ファイスブックやグーグルは、「武漢研究所起源説」の投稿を削除し始めました。

トランプ大統領は、「大統領委員会」を設置して発生源を明らかにしようとしましたが、周囲に反対されて果たせませんでした。

香港大学公共衛生学部のウイルス専門家で米国に亡命した閻麗夢(イェン・リーモン)博士は、いくつかの情報を明らかにしました。
ウイルスは武漢研究所で作られた生物兵器である
ウイルスは過失により外部に漏れたのではなく、中国政府が故意に拡散した
中国の高官が感染して発症しないのは、ヒドロキシクロロキン(マラリア治療薬)を服用しているからである

しかし、彼女の発言は注目されずに終わりました。

2021年2月、就任したばかりのバイデン大統領は、「ウイルスの起源調査は終わりにしろ」と命令しました。この時点では、彼は「自然発生派」だったのです。ところが5月に入って「武漢研究所起源説」が勢いを盛り返しました。そして5月26日になって、バイデン大統領も「ウイルスの起源を再調査せよ」という命令を出しました。

5月26日から90日後の期限は、8月24日です。アメリカはどのようなことを言うのでしょうか。

次回に続きます。

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