日本人は、お金を使おうとしなくなった

日本人は、お金を使おうとしなくなった

日本の企業は借金の恐ろしさが忘れられず、投資を抑制したり従業員の給与を減らしたりして必要資金の圧縮に努め、お金をため込むようになりました。このような企業の消極的姿勢による悪影響が、多方面に見られます。企業が消極的になったことで、日本経済の成長が止まってしまいました。

大蔵省と日銀の判断ミスによって、バブルが発生し、そして弾けた

大蔵省と日銀の判断ミスによって、バブルが発生し、そして弾けた

株と土地の価格が異常に上がったので、政府や日銀はこれを抑えようとしました。このためには、株の損失補償の密約や土地取引の規制のがれを取り締まれば済む話だったのですが、日銀はなんと、金利を大幅に上げてしまいました(公定歩合2.5% → 6%)。大蔵省の銀行局も銀行の貸し出しを制限しました。