日本人は、おしゃか様は大乗仏教を説いた、と思い込んだ

日本人は、おしゃか様は大乗仏教を説いた、と思い込んだ

支那には小乗と大乗の両方の仏教が伝わったのですが、次第に大乗仏教の勢力が優勢になり、大乗仏教の経典のみが漢訳されるようになりました。日本が仏教を支那から輸入したのはこの後の事なので、日本人は「大乗仏教が正しい仏教で、他の仏教はインチキだ」という先入観を持ってしまいました。

仏や真如などをおしゃか様は説かなかった

仏や真如などをおしゃか様は説かなかった

おしゃか様は、仏とか真如などというものを考えてはならない、と教えています。これらのものが確かに存在する、という証拠がないからです。それよりも、自分の心の中からものへの執着を消し去ることに努力を集中しなさい、とおっしゃっていました。