前の政権が決めた国際条約を破るのは、朝鮮の伝統文化

2月9日から南朝鮮の平昌で開かれる冬季オリンピックの開会式に、日本の阿部首相が出席することになりました。1月の中頃までは、阿部総理は開会式に出席する気はなかったのですが、急に心変わりしたのです。

2015年末に日本と南朝鮮は、朝鮮人従軍慰安婦に関して、日本が10億円を払うことで南朝鮮側は以後この話を蒸し返さないことを、最終的・不可逆的に合意しました。しかし南朝鮮の朴槿恵大統領が失脚し、新しく大統領になった文在寅がこの話を蒸し返し出しました。

この合意は国家と国家との間の約束なので、政権が交代したからといって反故にできるような性質の取り決めではありません。これが日本だけでなく近代国家の常識です。ところが朝鮮人は、この常識を持ち合わせていません。

朝鮮は昔から、派閥間の抗争が深刻な国でした。国家のためを思って政策の内容を争うのであれば、まだ分かります。ところが朝鮮の場合は、政策の中身など無関係に、単に対立する派閥の主張だというだけでそれを全否定します。

そして敗れた派閥のメンバーに対しては、拷問や死刑などの報復を行います。南朝鮮の大統領が交代するということは、派閥が交代するということです。従って朝鮮の伝統に従って前の大統領は、死刑になったり刑務所に入ったり暗殺されたりします。

朴槿恵から文在寅に派閥のボスが交代したので、文としては前のボスがした慰安婦に関する最終合意を、伝統に従って否定しているわけです。前のボスがしたことをすべて否定するので、文がやった約束破りは、日本との間の慰安婦合意だけではありません。

2010年、UAE(アラブ首長国連邦)と南朝鮮は、UAE国内に南朝鮮が原子力発電所を建設するという条約を締結しました(約200億ドル)。南朝鮮はこの原発の稼働を60年間保障しなければならず、工事が遅れた場合は約2000億円の遅延賠償金を支払わなければなりません。さらにイランがUAEに攻撃を加えた場合には、南朝鮮軍はUAEの救援に駆けつけなければならない、という密約も付随していました。

文はこの条約を破棄することを宣言したために、UAE側は激怒し国交断絶という事態になりそうです。

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