マイケル・ジャクソン

久しぶりにマイケル・ジャクソンのDVDを見ました。彼が睡眠薬を飲みすぎて亡くなったのが2009年6月ですから、それから8年半も経っています。彼が亡くなった時は大変な騒ぎで、テレビのどのチャンネルも、マイケル・ジャクソンばかりをやっていました。

マイケルが亡くなるまで、私は彼に一切興味がなく、奇怪なパーフォーマンスをする芸能人だと認識していました。ところが彼が亡くなった後の騒ぎがあまりにも大きいので、なぜ彼がこんなに人気があるのか、研究してみようと思いました。図書館でDVDを借りたりしていましたが、最後には最新作の「This is it」というDVDまで買ってしまいました。

「This is it」は、彼がロンドンでやろうとしていた公演のタイトルで、その初日の直前に彼は亡くなったのです。このDVDには、ロンドン公演に向けての、彼やそのスタッフたちの練習風景が録画されていました。

「This is it」を見ているうちに、彼が非常にまともでデリケートな人物だということが分かってきました。周囲のスタッフに非常に気を使い、その場の雰囲気を盛り上げようと努力しているのが分かるのです。

マイケルは少年にわいせつ行為をした疑いで裁判に訴えられましたが、相手方の少年に20億円の和解金を支払っていながら、無罪を主張していたのです。マイケルの説明は、「自分は無罪だが、裁判で争う時間とエネルギーが惜しかった」というものでした。私はこの説明を納得しました。

「彼はあまりにデリケートなので理解者がおらず、孤独だったのだろうな」とまで感じました。そして自分が黒人だということに耐えきれなかったようです。妻は白人だったし、上の二人の子供は、白人の俳優から精子の提供を受けて妻に人工授精した結果であって、自分のタネではなく、純粋の白人です。

彼は、亡くなってやっと安らかな気持ちになったのではないでしょうか?

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