学級会議の取り決め

どこかの高校で次のような事件があったと、何かで読んだことがあります。すなわち、高校生が学級会議で、クラスの中でやってはいけないことを決め、これに違反したクラスメイトは皆の前で裸になること、と決議したそうです。

そしてある女子生徒がこれに違反したので、皆の前で裸にされることになりました。これを聞いた担任の先生があせって止めに入りました。
ところが生徒たちは、「多数決で民主的に決めたことだから、正しいことをしようとしている」と反論しました。先生は、それ以上何も言えなくなってしまったそうです。

西欧諸国では、「神の意思は多数派の意見の中にある」と考えます。何かの間違いで不信心者たちが神の意思に反したことを多数決で決めたとしても、それは無効なのです。
日本でも、村全体の掟を決めるときは、神社の建物の中で神様に証人になってもらって決議をしました。この決定事項が神様の意思に合致していることを確認しながら、議事をすすめたのです。

上記の高校の学級会議の決議など、未熟な子供たちが面白半分に決めたことで、神様が許すはずがありません。従ってそのような取り決めは無効なのです。

多数決がいつも正しいとは限りません。決議が有効であるためには、その内容が国民の正義感に合致していなければなりません。そしてその正義感は、多くの場合、民族の伝統、特に宗教からきています。

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