聖書には様々な予言が書かれています。その中には、すでに実現した予言もあるし、今後起きるはずの予言もあります。今後起きるはずの予言には、ハルマゲドンの戦いとイエス・キリストの再臨があります。
この予言を、簡単に説明します。
1、イスラエル国家が再建される
2、艱難(かんなん)時代が来る
ロシアとその同盟国の軍隊がイスラエルに攻め込み、ハルマゲドン平原で戦う。
この戦いの最中に大地震が起き、ロシアとその同盟国軍は全滅する。
その後、疫病や自然災害が相次ぎ、人間は7年間えらい目に遭う。
3、携挙(けいきょ)が起きる
携挙というのは、本物のキリスト教徒は、全て地上から天空に引き上げられる、という現象のことである。
4、イエス・キリストが地上に再臨し、彼が直接支配する至福の時代が千年続く。
5、最後の最後の審判が行われる。
神は個々の人間の行いを審判し、これにパスした者は永遠の命を授けられ幸せになる。
西暦70年にユダヤ王国はローマによって滅ぼされ、ユダヤ人は故郷を追われ、世界中に離散しました。ところがはるか後の1948年にイスラエル共和国ができました。聖書の予言の最初の段階が実現したのです。
イスラエル共和国ができたことを目の当たりに見たアメリカの福音派(聖書に書かれていることはすべて実現すると信じているキリスト教徒)は、イスラエルに対する考え方を変えました。彼らは、「イスラエル国家が再建される」という二千年近くも実現しなかった予言が実現したからには、その続きの予言もすべて実現される、と思いました。
新しい共和国は周辺のイスラム教諸国から攻撃を受け、今にも潰れそうでしたが、1967年の第三次中東戦争で、イスラエルはイスラム諸国に完勝し領土を増やし国が安定しました。もはや周辺のイスラム教諸国もイスラエルを潰せなくなりました。
1948年イスラエル共和国が出来た時は聖書の予言に懐疑的だったアメリカ人も、1967年の戦争でイスラエルが完勝したのを見て、聖書の予言を信じるようになりました。
以下はひと続きのシリーズです。
9月24日 自分が正しいと思っているから、アメリカは戦争ばかりする
9月26日 南部は、北部の文化の押し売りを嫌がって、南北戦争を起こした
9月29日 アメリカ人の、「自分は正しい」という発想は根強い
10月13日 トランプは、共和党の中のネオコンと戦って大統領になった
10月15日 トランプは、「メリー・クリスマス」にこだわった
10月17日 トランプの「アメリカ・ファースト」はFreedom
10月22日 ユダヤ人のほとんどは、アメリカとイスラエルに住んでいる
10月24日 第二次大戦後にアメリカはイスラエルを特別扱いし始めた
10月27日 「聖書の予言は必ず実現する」とアメリカの福音派は思った
10月29日 8000万人のアメリカ人が最後の審判を信じている