イランの安定は、日本にとって非常に重要である

アメリカとイランの間が非常に危険になっています。アメリカと北朝鮮との間でも核を巡って緊張関係になっていますが、イランの方が北朝鮮よりはるかに国力があり、国家としての品格も上です。

北朝鮮はアメリカにとって支那との緊張関係の付録のようなものですが、イランはアメリカにとって重要な中東問題のメインプレイヤーです。つまり世界的な視点から見ると、イランの問題の方が北朝鮮問題よりはるかに大きいのです。

そうして、イランと北朝鮮は核兵器開発でつながっています。北朝鮮が核兵器の技術をイランに売り、イランはそれに対し金を払っています。北朝鮮は食糧不足で飢餓状態寸前だという情報がありますが、イランの払った金により経済的に豊かになったことがあるというのも事実です。

北朝鮮のほうがイランより核兵器の技術が進んでいるというのは、北朝鮮の技術レベル全般がイランより上だ、ということではありません。北朝鮮のような貧弱な国に対しては、ソ連も支那も割と気楽に核兵器の技術を供与しましたが、イランのような大国には警戒して容易に技術を供与しなかったからです。

イランの情勢がかなり危険になってきたので、トランプ大統領は安倍総理に仲介を依頼し、安倍総理はそれを受けました。日本はイランと利害関係がない第三者として仲介をしようというのではありません。

イランの核兵器開発は北朝鮮の核兵器開発と繋がっているので、北朝鮮の核兵器開発を止めるためにはイランの協力が必要です。また日本は石油の供給を中東に頼っているので、この地域が戦争になったら石油の供給が途絶し、経済活動がなりたたなくなります。

実は、イランの最高指導者であるハメネイ師は、英語でツイッターをやっているので、それを読めば彼の主張が良く分かります。

以下はひと続きのシリーズです。

6月28日 「イラン核合意」は中途半端

6月29日 イランは本気でイスラエルに対抗している

6月30日 イランは、中東のリーダーになろうとしている

7月1日 ユダヤ人もアメリカ人も、同じように、神から約束された地に移住した

7月2日 アメリカの正副大統領は、聖書に書かれていることはすべて本当だ、と信じている

7月3日 中東で大戦争が起き世界を大災害が襲った後神の国が現れる、と多くのアメリカ人が信じている

7月4日 アメリカがイスラエルを支援しているのは、宗教的な理由から

7月5日 イランとアメリカの間を仲介できるのは、日本だけ

7月6日 アメリカとイランの対立は宗教対立である

7月7日 「Bチームが日本のタンカーを攻撃した」という説がある

7月8日 イランの革命防衛隊がタンカーを攻撃した可能性もある

7月9日 イランの安定は、日本にとって非常に重要である

7月10日 ハメネイ師は、安倍総理と今後も話し合いを続けることを望んだ

7月11日 イランとアメリカの主張には、それぞれ弱点がある

7月12日 イスラム教によって中東をまとめることは、できない

7月13日 聖書の預言がいつ起きるのかは、分からない

7月14日 神様を召使いにする考え方

7月15日 アメリカでは、外国人も意見を述べることができる

7月16日 日本もそろそろ他国の世論を誘導する技術を磨いたほうがいい

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