支那の尖閣列島侵略に備えて、憲法問題を処理しておかなければならない

日本国憲法の制約上、支那が巧妙な理由を付けて尖閣列島を占拠し、海上保安庁の巡視船を追い払っても、日本は戦争をすることが出来ません。日本が「このような非道なことは到底受け入れられない」と「厳重に抗議」しても、具体的な対処をしなければ、非常まずいことになります。

「日本の国は、自国の領土も、自国民の生命と財産を守る気がない」ということが世界中に知れ渡れば、外国政府も外国の個人も日本人の所有するあらゆるものを奪いにきます。日本人の領土も銀行預金も知的所有権も、日本人そのものをも奪いにきます。

北朝鮮に日本人が拉致されても、日本はそれを取り戻すために自衛隊を出動させていません。これは「日本の国は、自国の領土も、自国民の生命と財産を守る気がない」ということを証明する以外の何ものでもありません。しかしこの事件を知る外国人は多くないし、その意味を正確に理解する人はもっと少ないです。

ところが支那軍が尖閣列島に居座って、海上保安庁の巡視船を武力で威嚇して追い払うという派手なことをやったのにもかかわらず、自衛隊が反撃に出動しなければ、世界中が今の日本の本質を直ちに理解します。

「自国の領土と国民を自力で守らなければならない」という当たり前のことを、日本は出来ないでいます。「だから自衛隊の装備を強化しているではないか」と反論する人がいるかもしれません。しかし物理的なこと以外に、日本の国の在り方をはっきりさせなければなりません。

「だから憲法改正に努力しているではないか」という反論があるかもしれません。しかしこの考え方は、日本国憲法がちゃんと成立している、ということを前提にしています。成立していない憲法を改正するのは理屈に合いません。それでもタイムリーに改正できれば実害は少ないですが、この改正は困難を極めており、時間切れになる恐れもあります。

「急がば回れ」です。日本国憲法など成立していないということをまずは、はっきりさせることがすべての出発点になります。「日本国憲法など成立していない」ということは、過去にもこのブログで書きましたが(日本の憲法の現状 要約8)、またそのうちに改めて書くつもりです。

以下はひと続きのシリーズです。

3月1日 『毛沢東の私生活』を読みました

3月2日 『毛沢東の私生活』の著者は、特異な育ち方をした

3月3日 李志綏は、嫌々ながら毛沢東の主治医を22年間つとめた

3月4日 李志綏はやはり、その出自から思想的に疑われていた

3月5日 毛沢東は、自分の主治医を選ぶのに、他人任せにしなかった

3月6日 毛沢東は人たらしである

3月7日 毛沢東は、相手の弱点を握って服従させた

3月8日 毛沢東が江青を堕落させた

3月9日 晩年の毛沢東は、パラノイアだった

3月10日 毛沢東は、他人の苦しみを見ても平然としていた

3月11日 支那人は人間関係がすべて

3月12日 毛沢東の死は、政治的な大事件だった

3月13日 毛沢東の女たち

3月14日 毛沢東は、支那がまっとうな共産主義国家であることを証明するために、大躍進運動を始めた

3月15日 大躍進運動が失敗し、5000万人が餓死した

3月16日 大躍進運動の失敗により、毛沢東の権力基盤が揺らいだ

3月17日 毛沢東は文化大革命を始めて、自分の権力を奪還しようとした

3月18日 文化大革命により、多くの人が死に、若者は教育を受けなかった

3月19日 毛沢東は、共産党の官僚たちをやっつけるために軍隊も使った

3月20日 毛沢東は劉少奇と鄧小平を失脚させ、林彪を後継者にした

3月21日 毛沢東と後継者の林彪は、互いに相手を疑って殺そうとした

3月22日 毛沢東にとっては、国民の半分が死ぬのは当たり前のことだった

3月23日 支那人は今でも皇帝が大好きである

3月24日 秦は諸侯を滅ぼして全土を直轄支配したが、すぐに滅びた

3月25日 皇帝制度は、支那人にとって良い制度ではない

3月26日 皇帝制度があるから、大勢の支那人が死ぬ

3月27日 習近平は、党・国家・軍をすべて押さえた

3月28日 支那人は、習近平皇帝を望んでいるかもしれない

3月29日 朝貢は手土産を贈るという意味で、臣従を意味しない

3月30日 支那の皇帝は、周辺国からなめられたら、武力侵攻する

3月31日 支那は好戦的である

4月1日 支那の尖閣列島侵略に備えて、憲法問題を処理しておかなければならない

4月2日 習近平は毛並みが良い

4月3日 習近平は、農民の心をつかんだ

4月4日 支那人には、他人どうしが助け合う考え方がない

4月5日 儒教は、他人どうし助け合いなさい、などとは言っていない

4月6日 支那人は他人が苦しんでいるのを見ても、さして心を痛めない

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする